さて。もうすぐ某セクハラ鷹のお誕生日。
おめでとう!兄さん!
遅刻で祝わせていただきますから、気長にお待ちください(コラ)
それはさておき。
今日は「続・マリみて語り」をしましょうか。
どこまでしたんでしたっけね・・・?(ヲイ)
そうそう。蓉子さまとの馴れ初めでした。
黄薔薇革命のあたりまでは、前回話しました。
それでは、いばらの森・白き花びらではどうなのか。
いばらの森での蓉子さまは、聖さんの証言を信じて踏み込まない辺りや。
銀紙でくるんだ王冠を被って、紙の鎖を作っている辺り。
(てか、蓉子さまがいらっしゃるシーン全てだった!・笑)
格好良いけれど、お茶目でいらっしゃる。
かと思えば。
白き花びらでは、けして格好良いばかりではない、生身の蓉子さまが顔を出しています。
嫌がるだろうことは分かっていて、それでも言わずにはいられないとか。
馬鹿になって、寒い中待っているとか。
勿論、それらは全て格好良くもあるんです。
けれど。人間くさいんですよね。全て。
立ち去る栞さんを追いかけて、手紙を書かせるくだりは、文句なしに格好良いですけれども。
ロサカニーナでは、祐巳ちゃんに「妹」について話していらっしゃる蓉子さま。
もうもう。流石は蓉子お姉さま!と叫んで跪きたくなるような(ぇ?)説得力に満ちているのです。
祥子の様子を見に来たんだろうけれど、ちゃんと祐巳ちゃんも見ている。
痒いところに手が届くと申しますか。
気配りのできる蓉子さま、本当に素敵です!
その後も、蓉子さまの魅力はそこここに描かれています。
「人生最良の日」だとか、かくし芸大会実況だとか、遺言とか。
もちろん卒業式の日の蓉子さまも。
全て、蓉子さまスキーには外せないエピソード。
可愛らしかったり、格好良かったり、ちょっと人間くさかったり、切なかったり。
それらの全てが愛しい。
なんかこう。
少なくとも、マリみて第一期ともいうべき「無印~いとしき歳月」までの流れは。
私の場合、蓉子さまとともに歩んできたものなんですよね。
だから、第一期のお話は、思いいれも非常に強いのです。
その後。祥子の可愛らしさに右往左往したり。
黄薔薇ファミリーに転んだり、静さまに誘惑されたり、可南子ちゃんに萌えてみたり。
胡乱に、あちこちうろちょろしてきましたが。
その間蓉子さまは忘れていたなんてことは、あるはずもなく。
常に好きで、常に愛しくて、常にお慕い申し上げていて(全部一緒やん)
他のキャラたちへの想いとは、また別次元に存在していたのでした。
だから。言ってみれば、蓉子さまは本妻。
その他は浮k(抹殺)
ごめんなさいごめんなさい!反省はするけど、きっと直りません!(逃走)
おめでとう!兄さん!
遅刻で祝わせていただきますから、気長にお待ちください(コラ)
それはさておき。
今日は「続・マリみて語り」をしましょうか。
どこまでしたんでしたっけね・・・?(ヲイ)
そうそう。蓉子さまとの馴れ初めでした。
黄薔薇革命のあたりまでは、前回話しました。
それでは、いばらの森・白き花びらではどうなのか。
いばらの森での蓉子さまは、聖さんの証言を信じて踏み込まない辺りや。
銀紙でくるんだ王冠を被って、紙の鎖を作っている辺り。
(てか、蓉子さまがいらっしゃるシーン全てだった!・笑)
格好良いけれど、お茶目でいらっしゃる。
かと思えば。
白き花びらでは、けして格好良いばかりではない、生身の蓉子さまが顔を出しています。
嫌がるだろうことは分かっていて、それでも言わずにはいられないとか。
馬鹿になって、寒い中待っているとか。
勿論、それらは全て格好良くもあるんです。
けれど。人間くさいんですよね。全て。
立ち去る栞さんを追いかけて、手紙を書かせるくだりは、文句なしに格好良いですけれども。
ロサカニーナでは、祐巳ちゃんに「妹」について話していらっしゃる蓉子さま。
もうもう。流石は蓉子お姉さま!と叫んで跪きたくなるような(ぇ?)説得力に満ちているのです。
祥子の様子を見に来たんだろうけれど、ちゃんと祐巳ちゃんも見ている。
痒いところに手が届くと申しますか。
気配りのできる蓉子さま、本当に素敵です!
その後も、蓉子さまの魅力はそこここに描かれています。
「人生最良の日」だとか、かくし芸大会実況だとか、遺言とか。
もちろん卒業式の日の蓉子さまも。
全て、蓉子さまスキーには外せないエピソード。
可愛らしかったり、格好良かったり、ちょっと人間くさかったり、切なかったり。
それらの全てが愛しい。
なんかこう。
少なくとも、マリみて第一期ともいうべき「無印~いとしき歳月」までの流れは。
私の場合、蓉子さまとともに歩んできたものなんですよね。
だから、第一期のお話は、思いいれも非常に強いのです。
その後。祥子の可愛らしさに右往左往したり。
黄薔薇ファミリーに転んだり、静さまに誘惑されたり、可南子ちゃんに萌えてみたり。
胡乱に、あちこちうろちょろしてきましたが。
その間蓉子さまは忘れていたなんてことは、あるはずもなく。
常に好きで、常に愛しくて、常にお慕い申し上げていて(全部一緒やん)
他のキャラたちへの想いとは、また別次元に存在していたのでした。
だから。言ってみれば、蓉子さまは本妻。
その他は浮k(抹殺)
ごめんなさいごめんなさい!反省はするけど、きっと直りません!(逃走)
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たまには、マリみてに関してを語りましょうか。
思い起こせば、私とマリみてが出会ったのは・・・もう3年前?
いや、4年になるのかもしれない。
実は。出会った時期は、割と早い方だったりもする。
といっても、既にマリみては蓉子さま方の卒業を迎えていたから、そうでもないか。
あくまで、私の周囲にいる人たちと比較しての話。
出会った場所は、なんと地元の図書館。
コバルト文庫がやたら豊富にあるという(笑)
てか、普通にBLのやつも置いてあって、堂々と借りてた阿呆がいますけどね。(ここに)
何度か、借りようかと思ったけど、いつも無印がなくて。
先送りにして、そしてそのうち、無事無印にめぐり会えたというわけです。
本を読む時、私はあらすじとか挿絵とか登場人物紹介を見て決める方。
マリみてはその点からも、気になっていた作品でした。
学園もの、好きだし。
絵も綺麗だし。
なにより、「薔薇さま」とか「つぼみ」とか「姉妹」とか。
ぱっと見ただけでは意味不明の、でもどことなく語感が美しい単語が気になって。
その時、他の本も色々借りたから、どの巻まで一緒に借りたのかはよく覚えていませんが。
でも、物語に吸い込まれていくような、不思議な感覚で、一巻目にしてはまったのは事実。
何これ!めちゃくちゃ麗しいお話じゃないの!
で、その時から、熱心な図書館通いが続きました。
最初の頃は、お気に入りのキャラなどいなくて。
無印や黄薔薇革命あたりまでは、まだどんなキャラたちなのか分からなかったからかもしれないですね。
いばらの森くらいになると、段々分かってきて。
白き花びらまで読んで、自分の好みが大体見えてきました。
紅薔薇さま、いい!!
黄薔薇革命で、令を薔薇の館に連れてきた祥子とのやりとりがあって。
その時にも気になったのだけれど。
白き花びらでの、彼女を見て。
転がり落ちました。
そんなわけで。
一番最初に好きになった蓉子さまは、今でも特別な存在。
どのキャラに萌え転がろうとも、結局は蓉子さまの所に帰ってくる。
私の、マリみて萌えの原点なのかもしれません・・・。
続きは、またいずれ。
思い起こせば、私とマリみてが出会ったのは・・・もう3年前?
いや、4年になるのかもしれない。
実は。出会った時期は、割と早い方だったりもする。
といっても、既にマリみては蓉子さま方の卒業を迎えていたから、そうでもないか。
あくまで、私の周囲にいる人たちと比較しての話。
出会った場所は、なんと地元の図書館。
コバルト文庫がやたら豊富にあるという(笑)
てか、普通にBLのやつも置いてあって、堂々と借りてた阿呆がいますけどね。(ここに)
何度か、借りようかと思ったけど、いつも無印がなくて。
先送りにして、そしてそのうち、無事無印にめぐり会えたというわけです。
本を読む時、私はあらすじとか挿絵とか登場人物紹介を見て決める方。
マリみてはその点からも、気になっていた作品でした。
学園もの、好きだし。
絵も綺麗だし。
なにより、「薔薇さま」とか「つぼみ」とか「姉妹」とか。
ぱっと見ただけでは意味不明の、でもどことなく語感が美しい単語が気になって。
その時、他の本も色々借りたから、どの巻まで一緒に借りたのかはよく覚えていませんが。
でも、物語に吸い込まれていくような、不思議な感覚で、一巻目にしてはまったのは事実。
何これ!めちゃくちゃ麗しいお話じゃないの!
で、その時から、熱心な図書館通いが続きました。
最初の頃は、お気に入りのキャラなどいなくて。
無印や黄薔薇革命あたりまでは、まだどんなキャラたちなのか分からなかったからかもしれないですね。
いばらの森くらいになると、段々分かってきて。
白き花びらまで読んで、自分の好みが大体見えてきました。
紅薔薇さま、いい!!
黄薔薇革命で、令を薔薇の館に連れてきた祥子とのやりとりがあって。
その時にも気になったのだけれど。
白き花びらでの、彼女を見て。
転がり落ちました。
そんなわけで。
一番最初に好きになった蓉子さまは、今でも特別な存在。
どのキャラに萌え転がろうとも、結局は蓉子さまの所に帰ってくる。
私の、マリみて萌えの原点なのかもしれません・・・。
続きは、またいずれ。
この日。ムハマドくんが再来日した模様。
まだまだ緊張を強いられる模様の彼の祖国・・・。
とりあえず、ムハマドくんは元気なようで、他人事ながら安堵した。
でも。アナウンサーも語っていたけれど、心なしか彼の表情が硬いような。
(筆者、少々落ち込んでいるので。鬱に感染したくない方は、回避願います。)
そりゃそうか。
彼の住んでいた地域では、アメリカ軍の爆撃があったよう。
脱出を余儀なくされ、急遽、予定より早い再来日が決まったとのことだった。
だから、今までニュースにもならなかったわけか・・・。
それに関連するニュースで。
ファルージャへの攻撃でのアメリカ兵のことが、取り上げられていた。
負傷してろくに動けない人間を、射殺したとか何とか。
戦争犯罪だとか言ってたけど。
私は、今更何を言ってるんだろうと思った。
そもそも、ろくな証拠もなかったくせに、他国を侵攻しておいて。
いまさら犯罪もへったくれもあるものか。
フセイン政権下で、何が行われてきたのか。
いまだに、私はよく分からないけれど。
少なくとも、脅威だとされてきた兵器なんて、何一つ見つからなかったし。
混乱と恐怖はイラクの中で拡散し、世界中のあちこちに飛び火している。
結果論だと言ってしまえばそれまでだけれど。
本当に、意味あることだったのだろうか。
引けばテロリズムに屈したことになるという理屈は、今や寒々しく聞こえるだけだ。
命令されれば赴かざるを得ない人のことなんて置き去りにして。
それを見送らざるを得ない人たちの不安を見ないふりして。
そうやって物事を進めてきた中で、得たものは果たしてあったのだろうか。
それに、あそこは間違いなく戦場だ。
いつ自分が殺されるか分からないし。
民間人なのかテロリストなのか、姿形では区別できない。
爆撃が行われた場所に行けば、たぶん凄惨な光景が広がっているのだろう。
そんなところに長期間滞在しなければいけないとしたら、私はもたないと思う。
心が疲弊して、痩せ細って、死んでいく。
優しい人ほど、その毒気にあてられてしまう。
自分の身の安全のためには、理性を保たなくてはいけないけど。
何かを犠牲にしなければ生きられないような場所で、それはひどく難しいこと。
殺人はいけないことだとされる社会で育てられてきて。
いくら戦争だからという大義名分で武装させられたとて、その効力は長くはもたないはず。
戦場で暴力やドラッグが流布するのは、そこがそういう場所だから。
要するに、心をそうやって殺さないといけないということだと私は思う。
けど、忘れてはいけないことがある。
そんな場所でも、生きていかなければならない人たちがいるということ。
誰よりもその現状を憂い、深く傷ついているのは、きっと彼らだから。
その彼らの命を、無情にも散らしていく鉄の雨。
降らせているのは、一体誰?
なんてことをつらつらと思いながら、私は涙を流していた。
私は、無力だ。
戦場の悲惨さを、でもそこに存在している日常を、世界に届けることも。
戦場で咲こうとする、いたいけな花達を、守り育てることも。
何一つ、できやしない。
私にできるのは、ただ、泣きながら祈ることだけ。
こうして世界の片隅で、誰が聞くとも分からない呟きをもらすことだけ。
涙が、止まらなかった。
* * * *
稚拙な論理であることは、当人よく承知しております。
でも、これが私の思ったこと、感じたことの全てです。
感情の流れに任せて書いたので、纏まりがないことも、痛いことも存じておりますが。
どうぞ、そっとしておいてやって下さい(平伏)
まだまだ緊張を強いられる模様の彼の祖国・・・。
とりあえず、ムハマドくんは元気なようで、他人事ながら安堵した。
でも。アナウンサーも語っていたけれど、心なしか彼の表情が硬いような。
(筆者、少々落ち込んでいるので。鬱に感染したくない方は、回避願います。)
そりゃそうか。
彼の住んでいた地域では、アメリカ軍の爆撃があったよう。
脱出を余儀なくされ、急遽、予定より早い再来日が決まったとのことだった。
だから、今までニュースにもならなかったわけか・・・。
それに関連するニュースで。
ファルージャへの攻撃でのアメリカ兵のことが、取り上げられていた。
負傷してろくに動けない人間を、射殺したとか何とか。
戦争犯罪だとか言ってたけど。
私は、今更何を言ってるんだろうと思った。
そもそも、ろくな証拠もなかったくせに、他国を侵攻しておいて。
いまさら犯罪もへったくれもあるものか。
フセイン政権下で、何が行われてきたのか。
いまだに、私はよく分からないけれど。
少なくとも、脅威だとされてきた兵器なんて、何一つ見つからなかったし。
混乱と恐怖はイラクの中で拡散し、世界中のあちこちに飛び火している。
結果論だと言ってしまえばそれまでだけれど。
本当に、意味あることだったのだろうか。
引けばテロリズムに屈したことになるという理屈は、今や寒々しく聞こえるだけだ。
命令されれば赴かざるを得ない人のことなんて置き去りにして。
それを見送らざるを得ない人たちの不安を見ないふりして。
そうやって物事を進めてきた中で、得たものは果たしてあったのだろうか。
それに、あそこは間違いなく戦場だ。
いつ自分が殺されるか分からないし。
民間人なのかテロリストなのか、姿形では区別できない。
爆撃が行われた場所に行けば、たぶん凄惨な光景が広がっているのだろう。
そんなところに長期間滞在しなければいけないとしたら、私はもたないと思う。
心が疲弊して、痩せ細って、死んでいく。
優しい人ほど、その毒気にあてられてしまう。
自分の身の安全のためには、理性を保たなくてはいけないけど。
何かを犠牲にしなければ生きられないような場所で、それはひどく難しいこと。
殺人はいけないことだとされる社会で育てられてきて。
いくら戦争だからという大義名分で武装させられたとて、その効力は長くはもたないはず。
戦場で暴力やドラッグが流布するのは、そこがそういう場所だから。
要するに、心をそうやって殺さないといけないということだと私は思う。
けど、忘れてはいけないことがある。
そんな場所でも、生きていかなければならない人たちがいるということ。
誰よりもその現状を憂い、深く傷ついているのは、きっと彼らだから。
その彼らの命を、無情にも散らしていく鉄の雨。
降らせているのは、一体誰?
なんてことをつらつらと思いながら、私は涙を流していた。
私は、無力だ。
戦場の悲惨さを、でもそこに存在している日常を、世界に届けることも。
戦場で咲こうとする、いたいけな花達を、守り育てることも。
何一つ、できやしない。
私にできるのは、ただ、泣きながら祈ることだけ。
こうして世界の片隅で、誰が聞くとも分からない呟きをもらすことだけ。
涙が、止まらなかった。
* * * *
稚拙な論理であることは、当人よく承知しております。
でも、これが私の思ったこと、感じたことの全てです。
感情の流れに任せて書いたので、纏まりがないことも、痛いことも存じておりますが。
どうぞ、そっとしておいてやって下さい(平伏)
今日も、二つ上げておきます。
てか、これ以上増えるかどうかはまだ未定ですけれど。
とりあえず、祭りは一段落。
何か書きたいものがあったら、また増やしていきたいと思います。
てか、これ以上増えるかどうかはまだ未定ですけれど。
とりあえず、祭りは一段落。
何か書きたいものがあったら、また増やしていきたいと思います。
令、由乃SS ほのぼの
修学旅行から帰ってきて。
出迎えてくれた令ちゃんと。
―遠い家灯り―
バスに揺られて、うとうとしながらK駅に辿り着いた。
眠たい目を擦りながら、バスを降りる。
すると。
「由乃」
真っ先に飛び込んできた、背の高い人影。
たった一週間かそこらの間会わなかっただけなのに、とても懐かしい人。
その人は優しい顔で微笑み、由乃を出迎えてくれた。
「おかえり、由乃」
「ただいま」
帰国する前夜に電話したときに、来なくてもいいなんて口では言ったけれど。
やっぱり、どこかで期待をしていたようだ。
令ちゃんの顔を見たら、帰ってきたんだって、ようやく実感が沸いた。
見慣れた街並みを見るより、聞きなれた言葉の行き交う中を歩くより。
由乃にとっては、令ちゃんと会う方が効くらしい。
「ほら。荷物を受け取って。
車で叔父さんが待ってるから」
「えぇ?お父さんも来たの?」
「こら。そんなこと言わないの。
由乃のこと一番心配してたのは、叔父さんなんだから」
そうなのだ。
修学旅行に出かける前も、壮行会なんて開いてくれちゃって。
その主犯は、実は由乃のお父さんだったりする。
お父さんはその席で、お酒をつい飲みすぎて潰れたという失敗までやらかして。
大人たちと別行動で帰ってきた由乃を捕まえ、しばらくの間絡んでいたのだった。
「元気になってよかった」とか、「思い切り楽しんでこい」とか。
「でもあまり無理するんじゃないぞ」とか。
同じことを、涙ながらに延々と繰り返して、そのまま寝てしまったお父さん。
お母さんはそんなお父さんの面倒を、呆れながらも見ていた。
令ちゃんと同じく、過保護もいいところなのだ。
お父さんは。
剣道部に入ると言い出したときも、お父さんはなかなか納得しなかった。
お母さんが取り成してくれて、令ちゃんもいるからと渋々承知してくれたのだ。
「一人娘だからね。由乃のことが、目に入れても痛くないほど可愛いんだよ」
「それを言ったら、令ちゃんだって支倉家の一人娘じゃない」
「うん。だから、うちのお父さんもなんだかんだ、娘には甘いと思うわ」
令ちゃんはほんの少し困った顔で、笑った。
由乃が令ちゃんに我侭言った時の表情に、少し似ているかもしれない。
「さぁ、行こう。話は、家に着いてからでもできるでしょう」
車の中で、お父さんは終始ご機嫌だった。
由乃の顔を見るなり、「お帰り」と満面の笑みを浮かべて。
どんなところで誰と何をしたのかを、ひたすら訊かれた。
ピサの斜塔に上った事だけは、お父さんには刺激が強そうなので黙っておいた。
何しろ、運転手だったわけだし。
動揺して手元が狂ったりしたら、大変なことになってしまう。
「それで。具合悪くなったりしなかったの?」
由乃の部屋で、荷解きをする傍ら、令ちゃんが言った。
荷解きといっても、大した作業はなくて。
中身を出して、洗濯物を洗濯機に放り込んだだけでおしまいだったが。
「別に」
「本当に?」
「イタリアに着いた日の夜に、ちょっと寝込んだだけ」
「全然『別に』じゃないじゃない。
祐巳ちゃんと同室だったんでしょう?
ちゃんとお礼は言ったの?」
「もう。そのくらい、言われなくてもできるわよ。
子どもじゃあるまいし」
祐巳さんは、すごく心配してくれて。
でも、由乃の気持ちも分かってくれた。
申し訳なくて気弱になった由乃に、迷惑なんかじゃないって言ってくれた。
本当に、貴重な存在だと思う。
「祐巳さんには、感謝してるよ」
「そうね。意地っ張りで気が強い由乃の相手を、よくしてくれてるからね。
私も、感謝してる」
「令ちゃん!」
「あはは。でも、本当だよ。
由乃がなつくなんて、そんなにあることじゃないでしょう」
令ちゃんの言い方は面白くなかったけれど。
あまり反論もできないので、由乃は近くにあったクッションに八つ当たりをしておいた。
ぽすんと間の抜けた音を立て、クッションがへこむ。
「でもその日だけだったから。熱出したりしたの」
「うん。楽しめたみたいで、本当に良かった」
「楽しかったよ」
「知ってる。電話での由乃の声が、いつも元気いっぱいだったからね」
確かに、楽しかった。
祐巳さんや蔦子さん、真美さんと過ごした時間。
いつもと違う空間に戸惑いながらも、充実した毎日だった。
不満だったことなんて何一つなかったはずなのに。
今、こうして思い返すと、贅沢な考えがむくむくと大きくなる。
「でも、令ちゃんがいなかったから、ちょっと寂しかった」
そう言うと、令ちゃんは由乃の頭をそっと撫でてくれた。
「それは、お互い様」
「次に海外旅行するときは、令ちゃんと一緒がいい」
「いいよ。由乃の行きたいところなら、どこでも」
結局、その日の夜は、令ちゃんは由乃の部屋にお泊りした。
話しながら、いつの間にか由乃は眠ってしまったけど。
それはきっと、繋いでいてくれる令ちゃんの手が、温かかったから。
そういうことにしておく。
あとがき
帰国したその日の夜の、由乃んと令ちゃんでした。
この二人は、書いていて本当に楽しいです♪
この二人に限らず、姉妹は皆それぞれ楽しいのですけれどね。
由乃ちゃんの「令ちゃん」という呼び方が、可愛らしくて好きなのです。
さて。海外旅行といえば、時差ぼけ。
中国に行ったときは、三時間しか時差がないので、さほど苦労はしなかったのですが。
アメリカのときは、三日くらい引きずりましたね。
帰国したその日、夕飯はお寿司だったんですけど(笑)
夕飯が終わってごろごろしながらテレビを見ているうちに、気がついたら寝てました。
確か九時には寝ていたような気が。
それで、朝早くに目が覚めて。
それから二日間くらい、九時前に寝て六時前に起きるというおかしな生活してました。
昼寝しちゃったりもしてましたけどね・・・。
そんなわけで、当然学校もお休み。
よく寝て、精力的にお土産ばらまきに出かけて、また寝て(笑)
修学旅行から帰ってきて。
出迎えてくれた令ちゃんと。
―遠い家灯り―
バスに揺られて、うとうとしながらK駅に辿り着いた。
眠たい目を擦りながら、バスを降りる。
すると。
「由乃」
真っ先に飛び込んできた、背の高い人影。
たった一週間かそこらの間会わなかっただけなのに、とても懐かしい人。
その人は優しい顔で微笑み、由乃を出迎えてくれた。
「おかえり、由乃」
「ただいま」
帰国する前夜に電話したときに、来なくてもいいなんて口では言ったけれど。
やっぱり、どこかで期待をしていたようだ。
令ちゃんの顔を見たら、帰ってきたんだって、ようやく実感が沸いた。
見慣れた街並みを見るより、聞きなれた言葉の行き交う中を歩くより。
由乃にとっては、令ちゃんと会う方が効くらしい。
「ほら。荷物を受け取って。
車で叔父さんが待ってるから」
「えぇ?お父さんも来たの?」
「こら。そんなこと言わないの。
由乃のこと一番心配してたのは、叔父さんなんだから」
そうなのだ。
修学旅行に出かける前も、壮行会なんて開いてくれちゃって。
その主犯は、実は由乃のお父さんだったりする。
お父さんはその席で、お酒をつい飲みすぎて潰れたという失敗までやらかして。
大人たちと別行動で帰ってきた由乃を捕まえ、しばらくの間絡んでいたのだった。
「元気になってよかった」とか、「思い切り楽しんでこい」とか。
「でもあまり無理するんじゃないぞ」とか。
同じことを、涙ながらに延々と繰り返して、そのまま寝てしまったお父さん。
お母さんはそんなお父さんの面倒を、呆れながらも見ていた。
令ちゃんと同じく、過保護もいいところなのだ。
お父さんは。
剣道部に入ると言い出したときも、お父さんはなかなか納得しなかった。
お母さんが取り成してくれて、令ちゃんもいるからと渋々承知してくれたのだ。
「一人娘だからね。由乃のことが、目に入れても痛くないほど可愛いんだよ」
「それを言ったら、令ちゃんだって支倉家の一人娘じゃない」
「うん。だから、うちのお父さんもなんだかんだ、娘には甘いと思うわ」
令ちゃんはほんの少し困った顔で、笑った。
由乃が令ちゃんに我侭言った時の表情に、少し似ているかもしれない。
「さぁ、行こう。話は、家に着いてからでもできるでしょう」
車の中で、お父さんは終始ご機嫌だった。
由乃の顔を見るなり、「お帰り」と満面の笑みを浮かべて。
どんなところで誰と何をしたのかを、ひたすら訊かれた。
ピサの斜塔に上った事だけは、お父さんには刺激が強そうなので黙っておいた。
何しろ、運転手だったわけだし。
動揺して手元が狂ったりしたら、大変なことになってしまう。
「それで。具合悪くなったりしなかったの?」
由乃の部屋で、荷解きをする傍ら、令ちゃんが言った。
荷解きといっても、大した作業はなくて。
中身を出して、洗濯物を洗濯機に放り込んだだけでおしまいだったが。
「別に」
「本当に?」
「イタリアに着いた日の夜に、ちょっと寝込んだだけ」
「全然『別に』じゃないじゃない。
祐巳ちゃんと同室だったんでしょう?
ちゃんとお礼は言ったの?」
「もう。そのくらい、言われなくてもできるわよ。
子どもじゃあるまいし」
祐巳さんは、すごく心配してくれて。
でも、由乃の気持ちも分かってくれた。
申し訳なくて気弱になった由乃に、迷惑なんかじゃないって言ってくれた。
本当に、貴重な存在だと思う。
「祐巳さんには、感謝してるよ」
「そうね。意地っ張りで気が強い由乃の相手を、よくしてくれてるからね。
私も、感謝してる」
「令ちゃん!」
「あはは。でも、本当だよ。
由乃がなつくなんて、そんなにあることじゃないでしょう」
令ちゃんの言い方は面白くなかったけれど。
あまり反論もできないので、由乃は近くにあったクッションに八つ当たりをしておいた。
ぽすんと間の抜けた音を立て、クッションがへこむ。
「でもその日だけだったから。熱出したりしたの」
「うん。楽しめたみたいで、本当に良かった」
「楽しかったよ」
「知ってる。電話での由乃の声が、いつも元気いっぱいだったからね」
確かに、楽しかった。
祐巳さんや蔦子さん、真美さんと過ごした時間。
いつもと違う空間に戸惑いながらも、充実した毎日だった。
不満だったことなんて何一つなかったはずなのに。
今、こうして思い返すと、贅沢な考えがむくむくと大きくなる。
「でも、令ちゃんがいなかったから、ちょっと寂しかった」
そう言うと、令ちゃんは由乃の頭をそっと撫でてくれた。
「それは、お互い様」
「次に海外旅行するときは、令ちゃんと一緒がいい」
「いいよ。由乃の行きたいところなら、どこでも」
結局、その日の夜は、令ちゃんは由乃の部屋にお泊りした。
話しながら、いつの間にか由乃は眠ってしまったけど。
それはきっと、繋いでいてくれる令ちゃんの手が、温かかったから。
そういうことにしておく。
あとがき
帰国したその日の夜の、由乃んと令ちゃんでした。
この二人は、書いていて本当に楽しいです♪
この二人に限らず、姉妹は皆それぞれ楽しいのですけれどね。
由乃ちゃんの「令ちゃん」という呼び方が、可愛らしくて好きなのです。
さて。海外旅行といえば、時差ぼけ。
中国に行ったときは、三時間しか時差がないので、さほど苦労はしなかったのですが。
アメリカのときは、三日くらい引きずりましたね。
帰国したその日、夕飯はお寿司だったんですけど(笑)
夕飯が終わってごろごろしながらテレビを見ているうちに、気がついたら寝てました。
確か九時には寝ていたような気が。
それで、朝早くに目が覚めて。
それから二日間くらい、九時前に寝て六時前に起きるというおかしな生活してました。
昼寝しちゃったりもしてましたけどね・・・。
そんなわけで、当然学校もお休み。
よく寝て、精力的にお土産ばらまきに出かけて、また寝て(笑)