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2026/06/16 16:18 |
由乃ん祭り・続編
今日も今日とて、由乃んを。

結構吐き出したせいか、ちょっと停滞気味です。

もうすぐ新刊も出ることだし。

盛り上がっていきたい・・・とは思ってます。はい。

半分以上が本編という事で。

進展はあるのでしょうかね(ドキドキ)







雪だるま  令由乃SS  ほのぼの





このSSに限り、フリー配布といたします。

お持ち帰りの際に、コメント等でお声がけ頂けると嬉しいです。

期間は今月いっぱい。




   ― 雪だるま ―







「ちょっと、令ちゃん」

「何、由乃?」



暖かい部屋の中。

コタツに入って編み物をしている令ちゃんは、顔もあげずに返事をした。



「これ」



由乃は日記帳をテーブルの上に広げて見せた。

令ちゃんが毎日のようにつけている日記。

令ちゃんは不思議そうな顔で、その広げられたページを見る。



「ああ。それね。

 昨日、由乃と雪合戦した時のことを書いたのよ」

「見れば分かるわよ」



令ちゃんたら、へらりと笑って。

嬉しそうに、得意げに、由乃の顔を見る。

もう。ボール拾ってきて、飼い主に褒めてもらいたくて仕方ない犬じゃないんだから。



「とにかく、この日記なのよ」











☆月□日 くもり



昨日から降り続いていた雪が積もっていた。

由乃と二人で外に飛び出して、雪合戦をする。

由乃ははしゃいで雪玉を投げてきて。

気がついたら、全身雪まみれになっていた。

びしょ濡れになって、少し寒かったけれど、心はとても温かい。

          ・

          ・

          ・

          ・









「外に飛び出して行ったのは、令ちゃんじゃない。

 私はそれに引きずられていっただけ」



そうなのだ。

寒いからと自分の部屋で本を読んでいた由乃を、令ちゃんがしつこくしつこーく雪遊びに誘ったのだった。

新刊を買ったばかりで、そっちに集中していたかったのに。

それに、この間雪が降った時、外に足跡をつけに出た由乃を追いかけてきたのは誰だったか。

風邪引いたらどうするのとか、霜焼けができたらとか。

令ちゃんのお小言で、渋々由乃は家の中に戻ったというのに。

昨日は令ちゃんの方から誘いに来て。

大方、この間無理やり由乃を家の中に押し込んだことを、あれこれ悩んだ結果なのだろうけれど。



「でも、随分熱心に雪玉投げてたじゃないの」



「本当は楽しかったんでしょう」と笑う令ちゃん。

令ちゃんの幸せそうな顔を眺めていると、なんだか申し訳なくなってくる。

機嫌の悪かった由乃が、一所懸命雪玉を投げていた理由。

気づいてないんだ、令ちゃんは。



「まぁね」



呆れとも感心ともつかないもやもやした気持ちを、吐き出す。

由乃の溜息くらいじゃ、すっかり温まった令ちゃんの脳みそを冷ますことなんてできやしないけど。

まぁ、雪合戦自体は楽しかった。

だから、それはこの際脇に退けておこう。

「はしゃいだ」という表現が間違っているということも、一緒に。



「あのさ。気がついたら全身雪まみれってあるけど」



この文章だけ見ていると、まるで由乃の投げた雪のせいでそうなったみたいだ。

でもそうじゃない。

本当のことは、その時一緒にいた由乃がよく知っている。

真相はこうだ。

はしゃいで雪玉から逃げていた令ちゃんは、足を滑らせて、頭から雪に突っ込んだ。

稀にみる大雪でよかったと思う。

そうでなければ、令ちゃんは顔面強打で鼻の骨を折っていたかもしれない。

運動神経が良い割に反応が遅かったのは、脳みそが溶けていたせいだろうか。



「令ちゃん、自分で転んで全身雪まみれになったんでしょう。

 ちゃんと書いておいてよ」

「嫌よ。思いだすたび恥ずかしいんだからさ」

「令ちゃんが書かないんなら、私が補足しておいてあげる」



テーブルの上に転がっていた赤いペンを手に取る。

令ちゃんは物凄い勢いで、自分の日記帳をひったくった。

おお、流石。

抜群の反射神経だ。



「令ちゃん、どうせ書くなら、そのあとのことも書いたら?」



令ちゃんが雪でびしょ濡れになったあと。

塗れた服を令ちゃんが着替えに行っている間に、由乃は雪だるまを作っていた。

小さな雪だるまを二つ。

手のひらサイズよりは大きいけれど、両手で持ち上げられるくらいの大きさ。

そして、出来上がったそれを、令ちゃんの家と由乃の家の間に置いた。



「ああ。由乃だるまと令だるま?」

「そのネーミングはどうかと思うけど」



二つの雪だるまは、まだ溶けずに残ってるけど。

たぶん日が差したら、あっという間にいなくなってしまうだろう。

仲良く並んでいる雪だるまに、ちょっと恥ずかしくなるような名前をつけたのは令ちゃんだった。

由乃は立ち上がり、窓から庭を見下ろす。

雪だるまは、寄り添うようにして、まだそこに佇んでいた。









令ちゃんと由乃。

二人の名前を持つ雪だるまが溶けても。

人間の令ちゃんと由乃は、ずっと一緒。




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2004/12/05 00:00 | Comments(2) | TrackBack() | SS
息抜き。
ちょっとだけ、息抜きです。

あ。由乃ん祭りの続きではないですし、これといって関連性もありません。


雨が降っていた。



昨日から続く長い雨。

朝の内は止んでいたが、どんよりとした怪しい雲行きはそのままで。

昼を過ぎて、また降りだしていた。



水音が、やまない。

今はどこも授業中、そしてこの雨のせいで、外を歩く人影は見当たらない。

私はこの温室で、いつかと同じように膝を抱えていた。

誰にも会えない。

誰にも会いたくない。

研究室に顔を出せばいるであろう学友たちにも。

そして、ここから見えるあの校舎のどこかで、教壇から響く声に耳を傾けているであろうあの子とも。

あの子はこの場所を知っているから、放課になる前にここを出なくては。

そんな事を考える余裕はあるのだ。

何もかもがどうでもよくなり、なすべきことにも手をつけずにいるような状態でも。

あの子を気遣うだけの理性は、まだ残っているのだ。

それを自嘲している自分と、安堵している自分と。

二人の私が、私を見ていた。

冷ややかな視線と、温い視線がせめぎ合って奔流を作り。

私はその中心で、ただ身を任せているだけだった。

流されていくわけではない。

私はどこへも行けないし、行きたいとも思っていないから。

膝を抱えて蹲り、自分が沈んでいくのを黙殺しているのだ。

ひたひたとせり上がってくる水面。

そのまま私を飲み込んで、消してくれたらいいのに。

半ば本気でそれを願いながら、私は静かに目を閉じた。

たゆとう水の流れが、聞こえる。



暗い水底で。

一筋の光も届かぬ場所で。

私は床をちょろちょろと滑る蟹。



しかし目を開ければ、そこにあるのは手入れの行き届いた花達。

温室にはいつも誰もいないのに。

何故か、か弱いはずの薔薇は美しかった。

すぐ傍にある、咲こうとしているつぼみを。

散らしてしまいたい衝動に駆られ、指を伸ばしたけれど。

一瞬誰かの顔がちらついて、私はその手を引っ込めた。

足元に転がっていた鞄を持ち上げる。

そして私は立ち上がり、雨の中を、傘もささずに走り出した。

折り畳み傘が、鞄の中にはあったけれど。

こんなままでは、バスにも乗れないことは分かっていたけれど。







道を走っていると、白いマリア像のある分かれ道まできた。

マリア像は雨に打たれ、けなげにもそこに佇んでいた。

白い滑らかな頬を、まるで涙がつたうように水滴が流れていく。

私はマリア像と向かい合っていた。

ずぶ濡れのまま、そうしていた。

遠くでチャイムの音がして、慌てて傘をさして歩き始めるまで。



2004/12/02 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | SS
可愛い子猫。
さてさて。

霜月最終日の今日。

急激に寒くなり、ついに暖房が。

乾燥に弱い響の粘膜たちは、すでに悲鳴を上げ始めています。

気をつけなくては。





本日のお題は、今のところ最愛の島津由乃嬢。

あ。蓉子さまに関しましては、もちろん別格ですので。


由乃ちゃんに転がり落ちたのは、いつだったか。

大体、それぞれのキャラに大して色々思い始めたのが、大分先へ進んでからのこと。

由乃ちゃんの場合、二度目に黄薔薇読んだ時くらいからでしたかね?

一巡目の時は、世界観を把握する方に意識が向いていましたしね。





その、由乃ちゃん。

黄薔薇革命で、凛々しさと強さを秘めた子であることが存分に表され。

いばらの森では、祐巳とのやりとりを通して、ごく普通の女の子である面が見えます。

ただ、自分の感情に振り回され気味ですけどね(笑)

猪突猛進。まさしく、この言葉がぴったり。

ウァレンティーヌスでは、江利子にも負けじとする気の強さとか。

令ちゃんとちさとさんとのデートでの嫉妬ぶりも可愛くて。

けど、自分で立ち直る強さを持っているあたりが素敵でした。

そう。由乃ちゃんの魅力の一つは、やはり「強さ」ですね。

しかし見た目の繊細さ、可愛らしさから。

子猫が毛を逆立てているようにしか見えないという。



「おぉ、よしよしv」

「みぎゃー!」(毛を逆立てて怒ってる)

「可愛いなぁv」

「ふぎゃー!」(ひっかきと猫パンチ炸裂)

「あいた!でも、可愛いんだよなぁv」

「ふーっ!!」(毛を逆立て、警戒)

       ・

       ・

       ・

      エンドレス



こんな感じかもしれないですね(笑)







おっと。

脳みそが沸いてきたので、ちょっと冷やしてきます。

続きはまたいつか。

2004/11/30 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | マリみて
自己責任
ふと、考えてしまいました。

もうだいぶ前に世間を賑わせた言葉ですけれども。

これといって、関連性はないと思います。あしからず。





自分でしたことの責任は、自分で負うもの。

最近、それを実感させられるようなことがあって。

ちょっと、考えさせられました。

私はけして適当にやってるつもりはないのですけど。

あとから思い返すと、見通しが甘かったなと思ったり。

慎重さが足りなかった、浅はかだったと、反省することもよくあります。

本当、成長してないのね・・・・・orz

何時の時だったでしょうね。

不用意に発した言葉が、他人を傷つけてしまって。

軽はずみな行動をし、色々迷惑をかけてしまって。

その度に後悔して。

でも、一歩進んで二歩下がっている。

って後退する一方じゃないか!(泣)





それはともかく。

そういう経験があったので。

他人を傷つけること、迷惑をかけることには、かなり慎重であるつもりです。

ただ。怖いことに、私は堪忍袋の緒がさほど丈夫ではなく。

あるとき突然、本人さえも予期できないタイミングで、ぷつりと切れてしまったり。

するのがいかんとあれほど・・・・(小一時間ほど独り反省会)

幼き頃は、結構暴れん坊で。

兄弟喧嘩はすごかったし(両方の穴から鼻血出たり、大きなたんこぶ作ったりね)

友達がガキ大将に泣かされて、ぶち切れてそいつを殴ったこともある(良い子は真似しちゃ駄目だよー・するものか)

喧嘩相手に石を投げられて、額が切れてエライ騒ぎになったこともあったな(遠い目)

勿論、今ではそんな怖いことしてないしされてないですけどね(当然です)

そういう暴れん坊魂は、今でも密かに健在らしく。

まぁ。血の気が多いんです。

家系だと思うんですけど。

所詮、パンダも猛獣の仲間。

そういうことで。



自制・自省の意を込めて、なんとなく書き書き。







2004/11/29 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | 日常
言い忘れていたこと。
今日は、朝から軽く愛車(じゃすてぃす号)で街を駆け抜け。

朝マックなんてものをしてみました。

ファストフード、基本的に食べないのですが。

たまに、大体三ヶ月に一度くらいは食べたくなります。





それはさておき。

マリみて語りに続き、原点に返って。

サイトを持ったきっかけ、SSを書き始めたきっかけなんてものを。

今日は書いてみようかと思います。


サイトを持ったきっかけは。

友人が持ち始めて、なんだか楽しそうだったからというのと。

とある事情で、ウェブページを作る必要性に迫られたからの二つです。

始めようと思ってから、作りながらHTMLの勉強をしたために。

初期のは、結構しょぼかったですけど(いや、今でもしょぼいんだけど)

なんとか作ることができたのでした。

現在はスタイルシートを勉強してますが、もう泣きそうです(笑)





SSを書き始めたきっかけは。

マリみての二次創作サイトさまを回るうちに、羨ましくなったからです。

あんな風に、自分の中にあるものを表現できたらいいのに、と。

私が回っていた素敵サイトさま方は、こんなところで紹介するのもおこがましいので、名前は伏せますが。

その方々に憧れて、マリみてSSを見よう見まねで書き始めたのでした。

ここだけの話。

文章を書くこと自体は、前からこそりとやっていて。

結構好きだったので、なんとか形にすることができました。

でも。未発表期間は長かったです。

そうだなぁ。サイト開設まで、一年は軽くあったと思います。

そして、サイトを立ち上げて現在に至ると。

何かを大幅に省いた気もするけど、気にしなーい(コラ)





SSを書く時は。

私が書きたいと思ったものを、書いてます。

私の知る祐巳や祥子や蓉子さまや。

そんな、私が愛するマリ見ての世界を、好きなように書いてます。

だから。もしかしたら、誰かの望む彼女たちとは、別人であるかもしれません。

私が思う彼女たちは、今これを読んでいるあなたの中に、存在していないのかもしれません。

それでいいと、私は思っています。

仕方がないと思っています。

祥子の言葉を借りますが、私は「世界の法律ではない」から。

自分で広げたマリみての世界には、それなりの愛着がありますけど。

誰かの世界を壊すような、そんな権利は私にはないから。

それでも、誰かの描いた彼女たちの像に。

重なり合えないまでも、触れることができたら嬉しいと思っています。

何かを感じたその方なりの言葉を頂けるのは、望外の喜びです。

賛否両論、どちらでも。

偽りない言葉を届けてくれたことに、感謝を。

とはいえ。

かように胡乱で迂闊な文章を、読んでくださるだけで感謝感激なんですけれどね。





押し止めることのできなくなったものを、なんとか外に出したくて。

それがきっかけで文章を書き。

サイトを始めて、もうすぐ一年。

いらして下さった皆さまに、心から感謝の意を捧げます。

ありがとう。ありがとう。そして、ちょっぴりごめんなさい。

ちょっとだけ気が早いけど(だってまだ一週間以上あるもの)

一周年を迎えるにあたっての、素直な気持ちを徒然なるままに。





2004/11/28 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | サイトのこと

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