「そういえば。原さん、何でヲトメ戦隊始めようと思ったんですか?」
整備員詰め所で作業をしている途中。
ふいに、加藤祭はそんなことを聞いてきた。
加藤の隣で消しゴムを片手に持つ森も、興味ありげな視線を原に向けてくる。
「そうね・・・」
顎に指を置き、少し考えてみる。
5121小隊に潜む、ヲトメの夢を紡ぐ謎の組織。
勿論、活動内容にはあのぽややんハーレムの追跡・調査も含まれている。
その名をヲトメ戦隊。
しかしながら、名前を知るのはごく一部の者だけだ。
小隊内でさえ人間を選んで巻き込んでいる。
純真無垢なののみや、潔癖な壬生屋には特に気をつけていた。
迂闊に行動すれば、存続が危うくなってしまう。
今や小隊の貴重な資金源となっているヲトメ戦隊的活動。
やめるわけにはいかない。
そう、こんな愉快なことをやめるわけにはいかないのだ。
「勿論、面白そうだったからよ」
「それだけですか?」
「それと、奥様があまり活動しなくなったから、かしら」
奥様戦隊。
ヲトメ戦隊が発足する前は、原はその組織で活動していた。
他人のデートのデバガメをしたり。
素敵な噂を広めたり。
それは意義ある活動だったのだ。
それなのに、と原は眉を寄せた。
「速水くん、一言よろしいですか」
「なんだなんだ?」
「(お、おのれー)」
部屋の外から、奥様戦隊の隊員だった人間の声が聞こえてくる。
奥様戦隊が活動休止状態に追い込まれたのは、あの二人が原因なのだ。
奥様戦隊は外から眺めて楽しむもの。
それなのに、二人は争いのど真ん中に突入していった。
ぽややんなあの子をものにするため、日夜抜け駆けに励んでいる。
奥様失格だ。
「どうしてそんなことを聞くの?」
問い返すと、加藤は気まずそうな表情を浮かべた。
「いや、あの、その・・・」
「いいわ。それより、新刊の作業を急ぎましょう」
「は、はいっ」
こうして、今日もまた、新たな一ページが綴られていく。
5121小隊は、今日も平和です(ぇ)
つづけ。
* * * *
またやらかしましたー。
ごきげんよう、今日もガンパレード状態の琴音です。
ヲトメ戦隊誕生の真相に迫る!だったのですが。
全然迫っていないような気も・・・。
他の理由として、善行に対する嫌がらせもあったりするかも(笑)
ヲトメ・・・もとい乙女心は複雑なのです。
呼称やセリフなど、かなりうろ覚えなのですが・・・。
まぁ、いいか。
整備員詰め所で作業をしている途中。
ふいに、加藤祭はそんなことを聞いてきた。
加藤の隣で消しゴムを片手に持つ森も、興味ありげな視線を原に向けてくる。
「そうね・・・」
顎に指を置き、少し考えてみる。
5121小隊に潜む、ヲトメの夢を紡ぐ謎の組織。
勿論、活動内容にはあのぽややんハーレムの追跡・調査も含まれている。
その名をヲトメ戦隊。
しかしながら、名前を知るのはごく一部の者だけだ。
小隊内でさえ人間を選んで巻き込んでいる。
純真無垢なののみや、潔癖な壬生屋には特に気をつけていた。
迂闊に行動すれば、存続が危うくなってしまう。
今や小隊の貴重な資金源となっているヲトメ戦隊的活動。
やめるわけにはいかない。
そう、こんな愉快なことをやめるわけにはいかないのだ。
「勿論、面白そうだったからよ」
「それだけですか?」
「それと、奥様があまり活動しなくなったから、かしら」
奥様戦隊。
ヲトメ戦隊が発足する前は、原はその組織で活動していた。
他人のデートのデバガメをしたり。
素敵な噂を広めたり。
それは意義ある活動だったのだ。
それなのに、と原は眉を寄せた。
「速水くん、一言よろしいですか」
「なんだなんだ?」
「(お、おのれー)」
部屋の外から、奥様戦隊の隊員だった人間の声が聞こえてくる。
奥様戦隊が活動休止状態に追い込まれたのは、あの二人が原因なのだ。
奥様戦隊は外から眺めて楽しむもの。
それなのに、二人は争いのど真ん中に突入していった。
ぽややんなあの子をものにするため、日夜抜け駆けに励んでいる。
奥様失格だ。
「どうしてそんなことを聞くの?」
問い返すと、加藤は気まずそうな表情を浮かべた。
「いや、あの、その・・・」
「いいわ。それより、新刊の作業を急ぎましょう」
「は、はいっ」
こうして、今日もまた、新たな一ページが綴られていく。
5121小隊は、今日も平和です(ぇ)
つづけ。
* * * *
またやらかしましたー。
ごきげんよう、今日もガンパレード状態の琴音です。
ヲトメ戦隊誕生の真相に迫る!だったのですが。
全然迫っていないような気も・・・。
他の理由として、善行に対する嫌がらせもあったりするかも(笑)
ヲトメ・・・もとい乙女心は複雑なのです。
呼称やセリフなど、かなりうろ覚えなのですが・・・。
まぁ、いいか。
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