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2024/05/19 12:23 |
それゆけ☆ヲトメ戦隊!
「そういえば。原さん、何でヲトメ戦隊始めようと思ったんですか?」



整備員詰め所で作業をしている途中。

ふいに、加藤祭はそんなことを聞いてきた。

加藤の隣で消しゴムを片手に持つ森も、興味ありげな視線を原に向けてくる。



「そうね・・・」



顎に指を置き、少し考えてみる。

5121小隊に潜む、ヲトメの夢を紡ぐ謎の組織。

勿論、活動内容にはあのぽややんハーレムの追跡・調査も含まれている。

その名をヲトメ戦隊。

しかしながら、名前を知るのはごく一部の者だけだ。

小隊内でさえ人間を選んで巻き込んでいる。

純真無垢なののみや、潔癖な壬生屋には特に気をつけていた。

迂闊に行動すれば、存続が危うくなってしまう。

今や小隊の貴重な資金源となっているヲトメ戦隊的活動。

やめるわけにはいかない。

そう、こんな愉快なことをやめるわけにはいかないのだ。



「勿論、面白そうだったからよ」

「それだけですか?」

「それと、奥様があまり活動しなくなったから、かしら」



奥様戦隊。

ヲトメ戦隊が発足する前は、原はその組織で活動していた。

他人のデートのデバガメをしたり。

素敵な噂を広めたり。

それは意義ある活動だったのだ。

それなのに、と原は眉を寄せた。



「速水くん、一言よろしいですか」

「なんだなんだ?」

「(お、おのれー)」



部屋の外から、奥様戦隊の隊員だった人間の声が聞こえてくる。

奥様戦隊が活動休止状態に追い込まれたのは、あの二人が原因なのだ。

奥様戦隊は外から眺めて楽しむもの。

それなのに、二人は争いのど真ん中に突入していった。

ぽややんなあの子をものにするため、日夜抜け駆けに励んでいる。

奥様失格だ。



「どうしてそんなことを聞くの?」



問い返すと、加藤は気まずそうな表情を浮かべた。



「いや、あの、その・・・」

「いいわ。それより、新刊の作業を急ぎましょう」

「は、はいっ」



こうして、今日もまた、新たな一ページが綴られていく。







5121小隊は、今日も平和です(ぇ)





つづけ。







* * * *





またやらかしましたー。

ごきげんよう、今日もガンパレード状態の琴音です。

ヲトメ戦隊誕生の真相に迫る!だったのですが。

全然迫っていないような気も・・・。

他の理由として、善行に対する嫌がらせもあったりするかも(笑)

ヲトメ・・・もとい乙女心は複雑なのです。



呼称やセリフなど、かなりうろ覚えなのですが・・・。

まぁ、いいか。
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2005/05/15 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | ガンパレ

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